町田市社会福祉協議会 ここなび

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2017年09月

中高生のあなたに読んでほしい!

「竜馬(りょうま)がゆく」(全8巻)
     司馬遼太郎(りょうたろう)作 新装版文春文庫(1998年出版)

皆(みな)さんご存知の司馬遼太郎作の「竜馬がゆく」をお勧(すす)めします。TVでドラマ化されていますから、ストーリーはご存知かもしれませんね。長編小説ですが、中高生の男女を問わず、また、歴史好きの方も挑戦(ちょうせん)してみて下さい。中高生時代に読破すると、読書の楽しみや現在とこれからの人生をつなぐ一冊となりますよ。

この小説は、坂本竜馬を中心に幕末の大動乱期、攘夷(じょうい)(※注1)から討幕(とうばく)(※注2)へと、かけ抜(ぬ)けた人々の人間模様が描(えが)かれています。特に、注目してほしいのは、竜馬の日本を洗いなおして正しい国にすること(姉にあてた手紙)や外国とも交わり、世界に羽ばたくことなどの夢です。

夢を実現するために、薩摩藩(さつまはん)の西郷隆(たか)盛、大久保利通、長州藩の高杉晋作(しんさく)、木戸孝允(よし)、そして、竜馬に大きな影響(えいきょう)を与(あた)えた勝海舟(かつかいしゅう)との出会いなど、各藩で力をふるっていた若い武士(ぶし)たちとの交流や人間模様を読み取ってほしいのです。特に、当時の若い武士の人柄(ひとがら)や当時の若者の考え方、生き方にも触(ふ)れてほしいのです。さらに、作者の歴史観や登場人物を作者が評価しているところも参考になります。

今の中高生時代の生活と考え方には大きな違(ちが)いがありますが、あなた達が将来社会に出て、人間どう生きるか、人生どう生きるか、あなたに大きな指針を与(あた)えてくれる一冊となるでしょう。

注1:外敵を追(お)い払(はら)って国内に入れないこと。
注2:幕府を攻(せ)め討(う)つこと。