町田市社会福祉協議会 ここなび

2021年03月

「コロナ禍で学んだ大切なこと」

うらら相談員

新型コロナウイルスの感染が始まってから1年以上が経ちました。この一年、振り返ってみると、昨年3月の臨時休校から始まって多くの学校行事が縮小・中止・延期され、今まで誰も経験したことがない一年でしたね。今まだ収束していない状況ですが、ワクチンの効果により収束に向かうでしょう。そして、コロナ禍前の状況に戻った時、「あぁ、よかった」と安心するでしょう。でも、それでよいのでしょうか。多くの人が身体的な病気だけでなく、精神的にも悩み、苦しみ、また、中傷もありました。もしかしたら、数十年後にさらに強力なウイルスが発生するかもしれません。その時は、同じような苦悩、中傷を繰り返したくないですね。

私たちは今回のコロナ禍で学んだことをこれから生かしていく必要があります。では、何を学んだのでしょう? 学んだことは人によって違うかもしれませんが、私たちが共通して学んだ大切なことを考えてみたいと思います。二つの視点、コロナ禍で保護されている人たち(私たち)と保護してくれた人たち(※エッセンシャルワーカー)の立場からです。

※エッセンシャルワーカーとは、医療関係者(コロナウイルスの検査時や感染時の治療に当たっている人たち)だけでなく、私たちの生活の必需品(食料品など)を売ってくれる人たち、新聞・郵便・荷物などを配達してくれる人たち、電車・バスを運転する人たち、ゴミを収集してくれる人たち、高齢者や障がい者を介護している人たち、子どもたちを育ててくれる保育所・学校の先生たちのことです。

最初に、私たちが学んだ大切なこととは何でしょう?
それは他者(友だち、先生など)の存在だと思います。普段はおしゃべりや遊んでいた友だちが、臨時休校中、会えなくなりましたね。さびしかったと思います。人間は「社会的動物」だと言われています。「言葉」を持っていることが他の動物との違いです。極端な事例ですが、狼(おおかみ)に育てられた少年を人間社会に入れようとしましたが、長くは生きられませんでした。なぜでしょう。それは言葉を話せなかったからです。私たちは他者と話(対話)をすることで自らを成長させているのです。

次に、エッセンシャルワーカー(意味は、社会に必要不可欠な仕事をしている人たち)から学んだ大切なこととは何でしょう? それはエッセンシャルワーカーへの感謝の気持ちです。私たちは、今までエッセンシャルワーカーの仕事については興味や関心が低かったと思います。私たちはリスクにさらされて働くエッセンシャルワーカーの人たちにどれほど頼っているか、に気づくとともに、そのリスクの大きさを心に刻みたいと思います。

エッセンシャルワーカーの人たちの他に、私たちの心の痛みを和らげ、励ましたり、元気を与えてくれた、スポーツ選手、ミュージシャン、などの人たちもいたことを忘れてはなりません。

近い将来、今まで経験したことのない大きな変化(気候変動、地球温暖化)に出会うでしょう。その時は、他者と助けあい、励まし合うことが大切と思います。また、自分はどのような仕事をしたいか、今から考えることも大切と思います。