町田市社会福祉協議会 ここなび

2022年07月


何でも話せる人はいますか?

さくら相談員

「何でも話せる人はいますか?」というテーマをもらった時に、正直に言うと困ってしまいました。「何でも」話せる人はいないなあと思ったからです。
理由はいろいろあるのですが、この話はできてもあの話はできないからとか、過去に何でも聞いてくれると思って話をしたら、かえって嫌(いや)な思いをしたことがあるから、とか、風船やビーチバレーくらいの軽い話なら聞いてくれるけど、ボーリングみたいに重い話だとキャッチしてもらえないだろうなと思ったりとか、悩(なや)みを相談するのはちょっと恥(は)ずかしいなと思ったりとか……。
でも、そんな時に思い出した本がありました。チャーリー・マッケジー氏の「ぼく・モグラ・キツネ・馬」という本です。
その中にこんな場面が出てきます。

『いままであなたがいったなかで、いちばんゆうかんなことばは?』ぼくがたずねると馬はこたえた。『たすけて』

自分からどうせ、とか、きっと、とか思わずに、「話したいことがある」「悩みを聞いて」「ちょっと疲(つか)れたこころをたすけて」と伝えることは弱いことではなく、ゆうかんなことなんだ、と思いました。
勇気がいるし、もしかしてまた嫌な思いをすることになるかもしれないけれども、でも、伝えなくては始まらないこともあると思います。 あのことを話してみよう、ちょっと今嫌なことがあるから話をきいてたすけてもらいたい、わたしもそう思いました。
みなさんも、誰かの顔か浮かんだら勇気を持って話してみてください。
そして、誰も思い浮かばなかったときは、「ここなび」に話しにきてください。
わたしたちの小さな勇気が、明日の一歩になりますように。