社会福祉法人町田市社会福祉協議会
社会福祉法人 町田市社会福祉協議会

AA 文字サイズ

Q218 お父さんに「お帰り」を言えない

お父さんが毎日帰って来る時、すぐお帰り、と言えない。それで、お父さん、パパ、などと呼べない。こういうのってなんなんですか。それに、 お父さんは、私達の事を好きじゃないんです。もう私達は生きていても意味がないのですか? お父さんは、親なのにどうして自分の子を好きじゃないんですか? もう私達はどう生きていても意味がないんですか?もう死んだ方がいいのですか?

回答

相談メールを読んで、最初に、ひとりぼっちで深夜に相談メールをくれたあなたを大変心配しました。

「お帰り」「お父さん(パパ)」と素直に呼びたいのに呼べない自分がいること、お父さんが好きでお父さんにも好かれたい自分がいることをあなたは気づいていますね。そして満たされない毎日にそれなら生きている意味がないと思っている自分がいることも。

そのようなあなたに残念ながらいい解決策があるわけではありません。しかし、やってみてほしいことが二つあります。

一つはあなたのことを聞いてくれる身近な人(信頼できる先生、親戚の叔父・叔母、近所のおじさん・おばさん、など)を見つけることです。プライバシーを守って、あなたを理解してくれる人なら誰でもいいのです。その方に思いっきり話してみるのが良いと思います。

もう一つは、自分を少し、変えてみることです。まず、「お帰り」から始めましょう。単なる言葉ではありません。あなたのお父さんへの思いを込めて勇気を出して言ってみてください。1週間、1ヶ月経っても、お父さんから何の返事がないかもしれません。確証はありませんが、数ヶ月、半年には、必ず「あぁ、ただいま」とぶっきらぼうでも応えてくれるお父さんがいると思います。ここからお父さんとの対話が始まります。

大切なことは、相手を変えることでなく、自分を少し変えることです。どういう自分に変えたいか、考え、悩み、勇気を出して生きていくのが「生きていく意味」です。

相談コーナー そうだんコーナー