社会福祉法人町田市社会福祉協議会
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Q242 周囲の偏見(へんけん)の目がツライです。

去年私にはじめて妹が出来ました。嬉(うれ)しくて楽しみにしていました。
妹が産まれてから母は私に、妹のあやしのために買い物を頼(たの)むようになりました。初めて妹と買い物に行ったとき、その時は制服だったのですが、「ねぇ、あの高校生、お母さん?」「そうなんじゃないの?」「まだ高校生なのにこれからどうしてくんだろうね」と、小声で話している人に出会いました。
それだけでなく「うわ、かわいそうだね。あの歳(とし)で赤ちゃん。」と言われたりジロジロ見られたりして本当に嫌(いや)です。私の子供じゃないのに。
私の母は17で私を産みました。だから母も私が産まれてからこんな目に遭(あ)っていたのかと思うとなんだか申し訳なく感じます。私は産まれてきてよかったのかとか考えるようになってしまいました。
それからもずっと買い物にいくたび「高校生がママ」と言われ続けています。
辛(つら)いです。悲しいです。
私の子供じゃないのに、なぜこんなに偏見の目で見られないといけないんですか?いくら相手が知らなかったとしても悲しいです。私はどうすればいいですか?

回答

相談してくれてありがとう。あなたからのご相談を読んでいて、あなたはお母さんのお手伝いをして、妹さんのことも大切に思っている本当に心の優しい女性だと感じました。きっとお母さんの愛情をたっぷり受けて今まで大きくなったのですね。若くして母となり、今のようにすてきなあなたをお育てになったあなたのお母さんは立派な方だと思います。
あなたについて陰口(かげぐち)を言っている人々は想像力の乏しい、自分の思いこみだけで相手を傷つけてしまう、残念な人のように思います。とにかく気にせず、胸を張って生きてください。あなたは何も悪いことはしていないのですから、傷つく必要はないのです。残念ながら世の中には自分の価値観だけで相手を判断する、そんな偏(かたよ)ったものの見方をする人がいるのは事実です。これからもそういう場面に遭遇(そうぐう)することも残念ながらあるかもしれません。そんなときは自分の大切にしたいもの、そして自分が幸せいられることを最優先に考えてくださいね。今回の場合はあなたの大切なご家族、そしてそんなご家族の皆さんにとって大切な存在のあなた自身です。どうぞ自分に誇(ほこ)りを持って、ご家族との時間をたくさん楽しんでくださいね。

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