お母さんの体調が良くなくて、10 歳下の弟の面倒をお父さんと一緒に見ています。
でも、雪が降った後だったので、お父さんは私に「早く車見に行ってこい」と私に上着も着させずに言ってきました。
その他にも、「疲れたー」と独り言を言ったら、「そんなに面倒見てないでしょ」と言ってきます。聞いていたらだんだん涙が止まらなくなってしまいました。
この場合は短期間だったけれど、もし長期間同じ事をしなければいけなくなったら…と思うと、悲しくて仕方がありません。どうしたらいいですか?
回答
ここなびに相談ありがとう。
その後、お母さんの具合はいかがですか?
回復されていつもの様子が戻っているといいな・・と思っています。
今回の体験はあなたにとって悲しい思いを残したのですね。
特にこの先、もしも同じことが長期間あったらと思うと・・
と不安や心配で押しつぶされそうな感じなんですものね。
「同じことをしなければいけなくなったら」と家族としてあなたの責任感も強く感じています。
お母さんのために、小さい弟のために、家庭のために今回あなたはとってもよく働いたと思います。
ほんとにご苦労さま。よくがんばったね。あなたがいたから乗り越えられたと思いますよ。
心配する気持ちでいたのに、信頼しているお父さんから何気ない、心ないとも取れる言葉かけに、
より悲しみが深くなって残ってしまったのだと思いました。
涙が止まらなかったものね。でもね、こんな時、役割は量ではありません。
あなた自身、必死に我慢しながらこらえていたこともいっぱいあるんじゃない?
そんな気持ちは見えないけれど、これからあなたの心をぐっと成長させます。
一方、お父さんもいっぱいいっぱいだったのかもしれないね、
また、弟くんも普段とは違った様子だったけれどあなたに面倒を見てもらえて嬉しかったかもしれませんよ。
家族が落ち着いてきたら、この時の気持ちをお父さんやお母さんに伝えてみたらどうでしょう。
我慢しないで素直に感じたことを話すことがポイントです。きっと受け止めてくれると思います。
次に何か起きたとき、受け止めてもらった気持ちが土台になって、まずあなたの感じ方が違うと思います。
家族にとってこれからもいろんな体験をすることでしょう。
こうして乗り越えた一人一人の家族の強さが
次に起こるかも知れない出来事を支えるエネルギーになるのだと思います。
エネルギーが溜まってくると、少々のことではびくともしないと思いますよ。
そういう積み重ねが「あなた」と言う家族の一員を成長させると思います。
ここ数年、感染症の流行からほとんどのご家庭で誰かしら具合が悪くなって、
家族が協力して生活を支える、ということが多かったと思います。
食事も洗濯も後片付けもお家の中がなんとなく言葉では表せない沈んだ空気になって、
気持ちも落ち込んだ人も少なくないでしょう。
また、回復がゆっくりな病状や持病がおありになると、
いつも頑張り度100%ではいられない深い思いがあると思うのです。
ここなびへの相談だけでなく、あなたの声でいつもの様子を聞いてもらったり、助けを求めても良いのです。
相談機関
子ども専用相談ダイヤル「まこちゃんダイヤル」(18歳まで)
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