勉強が分(わ)かりません。先生は「分からない人は手を挙げて」と言いますが、できない子と思われるのも恥ずかしくて、手を挙げることができません。そのため、結局分からないままになってしまいます。
回答
「聞くは一時の恥(はじ)聞かぬは一生の恥」と言います。確かに授業中に手を挙げるのが恥ずかしいと思う人も多いでしょう。でも大人になってからだと、なかなか「分かりません」とは言えません。今、分からないことをそのままにしておくと、大人になってからたくさん恥ずかしい思いをすることになります。この言葉はそういう意味です。
いまは、みなさんは勉強中なのですから、どんどん聞けばいいのです。もし、手を挙げるのが恥ずかしかったら、授業が終わった後で先生に質問してください。きっと先生はていねいに教えてくれると思います。すると、自信がついて、いずれ自然に手を挙げられるようになるでしょう。
大切なことは、分からないことをそのままにしないことです。