社会福祉法人町田市社会福祉協議会
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Q333 陸上部なのに足が遅いです。退部したいですが、中々辞められません。

私は中学3年生でもう部活を引退したのですが、部活のある後輩(以下Aくん)のことが心配です。Aくんは、困りごとを抱えています。話し合い中に関係ない話をしてしまったり、黙ってどこかへ行ってしまったり、部活で使う資料を上手く読めなかったりします。               私は陸上部(長距離)なのに足が遅いです。現在中1で去年の春に陸上部に入りました。入部した理由は元々、運動が苦手で体力もなかったので体力をつけたいと思い入りました。去年の秋まではタイムも順調に縮んでました。ですが冬頃からタイムが落ちて2キロ9分45秒だったのが11分台になってしまいました。元々遅かったのにさらに遅くなりました。足が遅いので一部の部員には悪口を言われてます。私は陸上を辞めたいですが中々辞められません。理由は2つあって1つ目は顧問が陸上熱心で厳しいからです。絶対に顧問の前では退部の「た」の字も口に出せません。2つ目は今ここで陸上を辞めたら一生つらいことから逃げる癖(くせ)がつくからです。そんなのは絶対に嫌です。だけど陸上がつらいです。休部も絶対したくないです。部活がある日はいつも憂鬱(ゆううつ)です。目標も何もありません。どうすればいいですか?

回答

ここなびに相談してくれてありがとう。がんばろうと思っていた陸上部で思うような結果が出ない上に、悪口を言われてしまっている日々はつらいですね。自分なりに辞められない理由もしっかり考えられているからこそ、どうしたらよいかわからず悩んでいるのだと思います。                                                        あなたに伝えたいことを2つあげてみます。ひとつは「陸上部なのに足が遅い」という考えから「陸上部で足が速くなるために頑張っている」と考え方へ変えてみることです。どんなことにも言えますが、○○なのにという考えは、理想通りにいられない自分を苦しめることになります。陸上部で足が遅いことは悪いことでも批判されることでもありません。もちろん陸上部なら足が速くあるべき、ということもないのです。                                                 もうひとつは、陸上部を辞めない理由に、入部したときの思いを付け加えることです。 「体力をつけたい」と自分の苦手に向き合って前向きに取り組む姿勢は素晴らしいことです。その姿勢に比例してタイムが順調に縮んだこともあったのです。憂鬱(ゆううつ)な気持ちで部活に出るのはとてもしんどい。この2つをためしてみて、苦しい気持ちが変わらないときはまたここなびに相談してください。応援しています。

回答

相談してくれてありがとう。もともとあなたが陸上部に入ったのは体力を向上させたいからなのかなと思います。タイムも順調に縮めてきたということからも、あなたが部活動に真剣に取り組んで、体力向上という最初の自分の目標を達成してきたことが伝わってきます。                                                      部活動は本来自分で参加するかどうかを自由に決められることであり、客観的に話を聞いていると、退部するかどうか相談できない顧問の先生は少し残念だなと感じます。退部するかという決断の前に顧問の先生に素直にあなたの葛藤(かっとう)(=真剣に取り組んでいるがタイムが伸びないこと、他の部員との関係が悪くなって部活動の時間が憂鬱(ゆううつ)に感じていること)を相談できれば一番良いのですが、もし相談できそうになければ、担任の先生やそのほか信頼できる先生に相談することはできますか。                                                    安易に辞めることをすすめるわけではありません。ただ辞めるということが逃げるということと同じにはならないのかもしれません。あなたは最初から逃げたのではなく真剣に部活に取り組んだからこそ、今の悩みに直面しているのです。これから誰かに悩みを相談して、例えばタイムを伸ばすためにできる基礎トレーニングをするなど、その悩みに前向きに取り組むことができた上で、最終的にあなたが部活動を継続するかの決断ができれば、きっと自分でも納得できるのではないかなと感じました。何か良い行動ができることを願っています。

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