私は、小学校の卒業式の日に「卒業生からのメッセージ」で BGM のピアノを弾きました。 毎日何回も練習して、最後の練習ではとても上手くいきました。 なのに本番、前奏でいきなり間違えてしまいました。何で、どう間違えたかわかりません。 間違えた瞬間、頭が真っ白になりました。そのあと弾き直して何とか最後までできましたが、 弾き終わったあと待っている間、すぐにここから消えたいと思いました。本当に最悪でした。 メッセージを言っていたみんなは、本番ですごく頑張っていたのに、私のせいで台無しになった気がします。友達に言ったら、頑張ってたよと励ましてくれたけど、やっぱり今でも後 悔してるし申し訳ないと思っています。 もともと合唱用のピアノを弾く予定だったけどオーディションに落ちて、先生から「せっかくだから BGM をお願いしたいな。」と言われたのでせめてこれくらいは頑張らなきゃと思っていたのに。悔しいです。ずっとモヤモヤしてます。
回答
悔しくて、周りの友達に申し訳なく思う気持ちを抱えているんだね。あなたからのメッセージを読んでいて、胸がキュッと締め付けられる思いになりました。
きっとあなたは今、自分が間違えてしまったことに強く意識が向いているのかな。
ここなび相談員は違う点に注目しました。それはあなたが頭が真っ白になったにも関わらず、最後まで弾ききったというところ。
精神的な強さやあなたの責任感の強さも感じますし、何よりもこれは今まで一生懸命努力して練習をしてきた結果なのだろうと感動しました。あなたが頑張った過程を知っているからこそ、みんながあたたかく受け入れてくれたのかなと感じました。少し大きな視点で今回のことを見てみると、あなたは曲を弾ききって、イベントは無事終了しましたね、それはみんなで協力し合って、練習した過程があっての素晴らしい結果なのかな、と思います。
ふとフィギュアスケートの選手が試合でジャンプをする姿を思い出しました。ジャンプ技を決める、そのチャンスは一度きりで失敗をすることもあります。ただ限られた演技の時間のなかで失敗を乗り越え、違う技で成功を決めたり、表現力で人を魅了したり。失敗してもなお、自分なりの表現することをあきらめない、表現に対する選手の気持ちを感じたり、その裏にある努力の過程を垣間見るときに深く心を揺さぶられることがあります。
失敗を生かし次こそはという気持ちを持って何かに挑むことも、大切です。しかしそれと同時に取り組む過程や、何よりもあなたのピアノが好きという気持ちも大切に持っていてもらえたらと思います。
これからもピアノと向き合って表現することを続けてもらいたいなと思います。あなたが好きなことに取り組む気持ちを応援しています。
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