Q555　精神科にいる妹へ手紙を書きたい。

妹さん大変な思いをされましたね。そして家族であるあなたも辛い思いをされましたね。こんな状態の時はどうしていいのかわからないと思うのも当然のことです。でも、わからないけれど何とかしたいと思うあなたの気持ちそのものが、妹さんの支えになっているのです。手紙を送ろうとすることもその気持ちのあらわれです、なんと書いていいかわからない手紙には、妹さんの好きそうな絵や、自分の好きな絵を描いてみるのはどうでしょうか。動物やスイーツやキャラクターを描いたりうつしたりして色をぬってみる。心をこめたそのお手紙がおふたりの心をいやしてくれるといいなと思います。

ここなびに相談してくれてありがとう。

妹さんが心配で、どう言葉をかけてあげていいかわからない、お姉さんとして、辛くもどかしい状況ですね。まずは妹さんにとって、安心できる環境で治療を受けることが一番です。強制的な入院は、お姉さんであるあなたにとっても強いショックだったと思いますが、専門家が適切な判断で行った措置であれば必要なことです。信じて回復を待ちましょう。
同時に、家族として、お姉さんとして、あなたができることは、妹さんのあるがままを受け入れてあげることです。
人は、特に辛い体験をしたとき、そばにいてくれた人の存在や支えは大きい。
今は、妹さんが人として成長している過程だと捉えてあげてください。そのためには、妹さんの辛い気持ちに耳を傾け、その思いをジャッジすることなく、聞いてあげてください。そして、妹さんが退院できるのを家族で心から待っていることを伝えてあげてください。
多くの言葉は必要ありません。人として受け入れられ、大切にされることが愛情だと周囲から伝われば、きっと妹さん自身で傷ついた経験から学んでいくことができるはずです。
今の妹さんにとって、自分のそばにいて、いつでも待っているという存在が何より必要なことだと思います。

(※入院中のため、ずっとそばにいることは物理的に難しいと思いますが、可能であれば時々お見舞いに行き、話を聞いて、気持ちの上で妹さんの心の支えになれれば良いと思います。)

相談してくれてありがとう。妹さんに対する心配や何か力になりたいと思うからこそ手紙を書こうとしているのだと思います。
きっとあなたのその想いは妹さんの力になると思います。何気ない日常の出来事、普段の生活で感じたこと、あなたのちょっとした相談事などどんなことでもいいと思います。妹さんの心に新しい風が吹くきっかけになるかもしれません。妹さんの体が健康でいてくれることを願い、いつでもそばにいるということを知らせ続けてみてはいかがでしょう。時間はかかるかもしれません。しかしお返事の有無は気にせず、とりあえず定期的にコンタクトを取り続けることで、妹さんの心は平和になることを願っています。