もしも明治維新(めいじいしん)が失敗しなかったら、王政復古(おうせいふっこ)ができなくても第二次世界大戦で王政復古(おうせいふっこ)ができていましたか?それとも第二次世界大戦後、王政復古(おうせいふっこ)を超えて今のような大臣が政治をするようになっていましたか?明治維新(めいじいしん)が失敗またはなかったら、幕府(ばくふ)はいつ滅びますか?今の政治の始まりといえば明治維新(めいじいしん)ですが、今の政治の始まりは第二次世界大戦だったらどうだったかという質問です。ねこねこ日本史全話観た後にふと思いました。
回答
第二次世界大戦まで江戸幕府(えどばくふ)が続いて、大戦が起こり、その後王政復古(おうせいふっこ)しただろうか?という問いでしょうか。歴史に「もし」はないですが、もしこうなったらどうだろう、と考えるためにはその物事前後の情勢(じょうせい)を知っている必要がありますからとても勉強になる問いかけであり、興味深いですね。以下は全くの個人的な意見です。正解ではありませんのであしからず。江戸幕府(えどばくふ)は明治維新(めいじいしん)が歴史上のタイミングで起こらなかったとしても近いうちに滅びていたのではないかと思います。あの時代、欧米列強(ヨーロッパやアメリカ)と言った外からの圧力がかかり続ける事態(じたい)はまぬがれなかったと思います。その欧米に対抗するべく日本という国を一つにまとめあげ、舵(かじ)をとる政策を江戸幕府(えどばくふ)がとれた場合には幕府は存続したかもしれません。しかし、幕府が国内を急進的にまとめるのは難しかったのではないかと思います。王政復古(おうせいふっこ)とは天皇中心の政治に立ち返るという意味でしょうか。第二次世界大戦後、日本の政治はアメリカの進駐軍(しんちゅう軍)に指揮されていたため、王政復古(おうせいふっこ)が実現するのは難しかったのではないかと思います。アメリカ的民主主義の国に日本を変えていく中でも、戦後の混乱の中にある日本人の心の支えとして、日本人の象徴としての天皇制を存続させたアメリカの思惑という認識があるからです。
再度お伝えしますが、これは私の個人的な意見です。私が学んできたことや考え方の偏り(かたより)、そして思い込みもあると思います。決して正解ではありません。色々な意見を混じり合わせて議論を重ねることは楽しく意義のあることですね。いつかあなたの意見も伺ってみたいと思いました。