社会福祉法人町田市社会福祉協議会
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町田の好きな所

きみどり相談員

「私にとって好きな場所」

自分にとってのお気に入りの場所、みなさんにはありますか?なんだか心が落ち着く、いつもの自分に戻れる場所は心強い味方です。今回私にとっても大好きな街である町田で、自分にとって大切な場所のことを、お話しできるのは嬉しいです。

1、町田市民文学館ことばらんど
本好きさんにはもちろんのこと、そうでなくても色々な企画展が開催されていることばらんどは入館料も無料で楽しめます。文学・・・というと、なんとなく敷居が高く感じてしまう人もいるのかもしれませんが、企画展は漫画家さん、絵本作家さん、6月23日までは57577展2ndという短歌に関する企画展が開催されています。1階には本が置いてあるスペースがあり、図書館と同じように本を借りることができます。落ち着いた空間で色々な本と出会うことができますよ。自分の世界を少し広げてみたいな、もしくは深めてみたいというみなさんにおすすめです。

2、町田市国際版画美術館と芹が谷公園
自分の街に美術館がある、なんて素敵なことでしょう。これまた敷居が高いなんて思っているみなさんにこそぜひ訪れてもらいたい場所です。色々な企画展がやっていますよ。私はゆっくり作品を見るのが好きです。この美術館は大きすぎず、また大きな街の美術館のように人がたくさんいないので、自分のペースで作品を楽しむことができます。歩き疲れたら、外の芹が谷公園のベンチに座ってゆっくり景色を眺めるひとときも好きです。

3、小山田緑地や小野路の里山の風景
ここは本当に東京都なのか?!と疑いたくなるくらい、豊かな自然が堪能できます。見晴し広場からは大山はじめ丹沢の山々が。夏の青々とした山も冬の澄んだ空気の中の雪を被った山々も、どちらも好きです。私にとって、とっておきの楽しみは雪が降った時に小山田緑地に行くこと。シーンとした静寂と美しい雪景色を楽しめます。ただし雪の日は足元を十分に気をつけて、防寒対策をしっかりとしてくださいね。
小野路のあたりでハイキングを楽しむのも良いですね。竹林が美しく、春にはたけのこをたくさん見ます。

いかがでしたか?欲張りにたくさん紹介してしまいました。あなただけのお気に入りの場所、探してみてくださいね。

アナベル相談員

「自分にとって大切な場所」

<尾根緑道>
町田市内の戦車道路って知っていますか?最初に聞いたと時には大昔に戦車が走っていたのかな、って思いました。調べてみると太平洋戦争の頃、相模陸軍造兵廠(ぞうへいしょう)で修理した戦車を試験走行した道だったことから戦車道路と今でも呼ぶ人がいるそうです。戦後は赤土の切り通しのままでしたが、1976年町田市が国から借りて整備され、今の緑道になったそうです。
現在では尾根緑道と言って多摩丘陵地帯の一番南に位置し、東はリサイクル文化センターから西は鑓水(八王子)まで続く約9kmにも及ぶ自然豊かな散策路になっています。行ったことのある人も多いのではないでしょうか。
私は全行程を歩いたことはないですが、小山内裏公園周辺の道を、季節を変えて何度かウォーキングしたことがあります。この辺りは高低差があまりなく、整備された散策路になっているのでのとても歩きやすいです。春の桜の見事な絶景、新緑のすがすがしい風、いろいろな色のアジサイ、暑い夏に感じる木陰の爽やかな空気、展望広場から見える丹沢の山並み等、いずれも心を洗われる時間を過ごすことができます。訪れる人も様々で犬の散歩をしている人、ランニングをしている人、家族連れで散歩している人、自転車で走っている人、のんびり自然観察しながら歩いている人、いろんな人がいろんな時間を過ごしている空間を感じることも面白いです。尾根緑道、私の好きな場所の一つです。  参考:「尾根街道を歩こう 町田市小山・小山ヶ丘・小山田地区観光エリアマップ」

<三つ目山公園>
町田市の西側に位置する公園です。みつめやまこうえんと言います。小山ヶ丘小学校に隣接し、調整池の機能も兼ね備えているために周りの道路から見るとくぼんだ場所に広いグランドがあります。平日の午前中は地域の方がグランドゴルフを楽しんでいるのをよく見かけます。広場の遊具は滑り台とブランコしかないのですがボール遊びなど、子どもたちが思い思いの遊びを考えて過ごすのに適しています。
公園の中を通る散策路には季節の花が植えられた花壇があり、道行く人の目を楽しませてくれます。春には見事な桜が咲くのも楽しみで、今年の春には桜の木の下でお花見をしている人たちが何人もいました。公園の中の道は四方に抜けていくことができるのでウォーキングや犬の散歩に訪れる人を多く見かけます。グランドの南側には大きな木々が茂る森林もあり、小鳥のさえずりを聞きながら青い空を仰ぐのが私の至福の時間です。

くろらん相談員

「いつまでも思い出としてしまっておきたいそんな場所」

いつもその場所では、足を止めて周りを眺めてみたり、これまで感じたことを思い返したりしています。
あまり意識していないけれど、そこが好きな場所なんだと思います。風景が変わってしまうこともあるけれど、いつまでも思い出としてしまっておきたいそんな場所がいくつかあります。

まず我が家の南向きの窓の一つ。
その窓を開けて外の空気を吸い込むと、登校する子どもたちの背中やいつまでも手を振っていた自分を思い出します。子どもたちは振り返り振り返り手を振ってくれたけど煩(わずら)わしいと思ったことでしょう。成長して大きくなっているのに今でも帰る時には呼びかけながらいつまでも手を振ってしまいます。
「楽しいことがたくさんありますように・・」と願いながら送り出した窓からの風景に少し胸がキューンとなります。なんだかその窓から投げかける気持ちはこれからも私の使命?!のように思えるし、その場所に立つと自分自身の月日の流れを感じてしっかり生きよう!と思えるんです。
次は、幼い時からの郷愁(きょうしゅう)がある川沿いのとある場所。毎年桜がきれいです。その近くに私だけがわかる好きなポイントがあります。そこに立つと心地良い「匂い」まで感じられます。よもぎの匂い、川の水の匂い、祖母の匂いです。小さなおひねりのお菓子を持ちながら造成中だった土地の小さな階段に腰かけて祖母と一緒に食べました。楽しいお散歩コースでした。長期入院を繰り返す母の代わりに祖母が連れ出してくれたのだとずいぶん後になって聞かされました。
 最後に、霊験あらたかな(神仏による効験が明らかに現れる様子)近くの神社。
私自身小さい頃から、子どもたちも節目の詣でに訪れています。境内に入るだけで普段とは違うピシャッとした冷たい空気感に触れることができて大好きです。こう言うのを心が洗われるって言うのでしょうか・・。自分が頑張るのとは別に、誰かに見守られているような気がして安心できる場所です。敬虔な(うやまい慎むこと)気持ちになって、自分はホントに小さな一人に過ぎないんだ、と日常では感じられない気持ちになるからです。

皆さんの好きな場所ってどこかな・・聞いてみたいです。
家族で訪れたレストランかもしれないし、旅行で訪れた場所、景色が一番!・・いろいろですね。
「好き」に理屈はいらないけれど、今回の特集記事を書くことで、郷愁や心の転換、大好きな祖母等のキーワードが「好き」を引き寄せてくれました。
私の思い出に残っている「好きな場所3選」でした。