社会福祉法人町田市社会福祉協議会
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Q5-626 性同一性障がいではないけど女の子になりたい

あの今情緒が不安定で話がまとまってないかもしれませんがすみません。
単刀直入に言うと女の子になりたいんです。

僕は小さい頃から男の子が好きそうなもの、アニメが嫌いで、例でいえば小学校の頃椅子に月曜バッグ?をかけるんですけど親は某戦闘系のアニメ柄のバッグをつけてって言ってきたんです、しかし僕はかっこいい柄?が本当に嫌で学校にすら持って行きたくないほどでした。

話を戻して女の子になりたい理由として可愛いメイクをしてみたり可愛い服を着てみたり髪だって伸ばして色々なヘアアレンジがしたいんです。
性同一性障害ではないと思います。
小2?らへんの時に女の子走り的なやつをしたんですけどそれを親に見られてて本当に1時間ぐらいずっと怒られました、
当時はなんで怒られなきゃいけないんだろうと思いながら聴いていました。
今はなんとなく察していますが……、一人称だって今すぐ変えたいです……。でも変えると周りからえ、何あいつとか友達になんで男なのに一人称私にしてんのw?とか言われそうで本当に怖いです。
こうゆうなんて言うんだろう良い意味で本当の自分をさらけ出せてる人本当に尊敬します。
話がごっちゃごっちゃになって本当にすいません、

回答

 相談してくれてありがとう。親から与えられたものが自分にとって心地よいものではなくなって、
自分が身につけたいものを選びたい気持ち、あなたが一人の人間とて成長している証拠ですね。
それはとても素敵なことだと思います。そして自分が自然にした行動に対して、頭ごなしに非難されるのはつらいことですね。

 まずあなたの相談にある、良い意味で自分をさらけ出している人、実際にどんな人物像を思い浮かべますか?
もし自分の個性を100パーセントさらけ出して、それでいて周りに全て受け入れてもらい、慕われて、自然体でいることができる・・・そんな人がいるとしたら、それはとても幸せなことだと思います。
とはいえ、相談員はふと、すべてをさらけ出すことはできるのか、またすべてさらけ出す必要はあるのかとも思いました。
性別のことだけでなく、趣味趣向、お金に対する考え方、時間の使い方など、人はそれぞれみな少しずつちがう価値観を持っていると思います。
人は自分と同じ人間でない限り、100パーセント完全に相手を理解することは難しいような気もします。
この点は理解できるけれど、この点は理解するのが難しい人間が集まっている社会です。
どこの場所で、自分をどこまでさらけ出すかは、あなた自身が決められることです。
さらけ出すことが怖いと感じる場合にはあえて自分をさらけ出すことはしなくてよいと思います。
自分が自分を大切に守ってあげる必要があります。
そしてここまでは出してもいいかな、と思えるきっかけがあったり、なんとなく自分と似ている考え方をする人(性の話はプライベートなことですからいきなり人とその話をするのはハードルが高いかもしれません。
しかし普段から自分の責任で行動することを好む人だったり、自分の軸を持って自分の好きなことを堂々と行動している人はいると思います。)に出会ったりすることができれば、少しずつ話ていくというものよいでしょう。

 人に〇〇と思われるのが嫌だから言わない、他の人の目が怖いから好きな洋服を着ないという決め方は他人が軸になってしまっています。
そうすると自分に嘘をついているような、モヤモヤした気持ちになりませんか。
それよりも自分が傷つきたくないからここでは僕という、しかし日記を書くときは自分にぴったりの一人称を使ってみるのはどうでしょう。
自分が中心になって物事を決めると、結果として行動は同じでも、気持ちの持ちようが変わってきます。

 伝えたいことがたくさんあって、私のほうこそなんだかごちゃごちゃしたお話しをしてしまいましたね。
人の心は毎日変わるものです、いそいで答えを出すということを目標にするのではなく、自分をよく観察していって向き合っていくことが大切だと感じています。
時間はかかるけれど、試行錯誤しながら自分をよく観察してみるのはどうでしょう。
どんなことが心地よいか。自分を守りながら、どこまで人に自分を開示できるか。
今回してくれたように文章を書くことが好きであれば、ぜひ毎日感じたことを書き留めていくと、自分と良い対話ができるかもしれません。
先ほど人は人同士完全にお互いを理解することは難しいと書きましたが、理解しようと努力し心を開くことはできると思います。
まず自分のことをもっと理解する、それは周りにいる人を理解することにもつながると思います。

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