社会福祉法人町田市社会福祉協議会
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Q219 友人の家族から差別される

友人のお母さまが差別の激しい方です。私がその友人と一緒の学校に通うことが持病により困難になってしまったので通信制の学校に転学したのですがそれ以降そのお母さまが「通信制に行った子供」とレッテルを張り、その友人と遊ぶことを禁止されてしまいました。この場合、お母さまと話し合いをするのが良いのか友人と遊ぶことができないことを受け入れるのかよろしいのでしょうか。助言が欲しいです。

回答

ここなびに相談してくれてありがとう。

勉強と治療(ちりょう)の両立にチャレンジしているのですね。
今、あなたにしか出来ない経験は、きっと、将来のあなた自身を助けてくれます。

差別する人は、実は何も知らない人です。相手の置かれている状況や努力していることや夢に向かっていることを、一切知らず、自分の中の情報だけで、差別します。
差別する人は、相手のことを知ろうと努力しないのも、特徴(とくちょう)のひとつです。
まずは、その差別する人に、自分の気持ちや思いを伝えたいかどうかを自問してみてください。伝えたいのであれば、あなたが、ここまでならば伝えても良いと思う範囲(はんい)を決めて、手紙を書いてみてはいかがでしょうか。

解決しない時は、またここなびに相談してください。ここなび相談員みんなで、また、考えます。

回答

通信制の学校に転学して学ばれているのですね。持病(じびょう)を持ちながらも学びを続けているその学校は、もちろん批判的に捉えられてしまうものではありません。これからも誇りを持って高校生活を過ごしてほしいです。友人との関係ですが、親の気持ちよりお互いの気持ちを尊重(そんちょう)して、一緒に遊びたいとお互いが思えばその気持ちを大切にしましょう。友人のお母さまには、挨拶(あいさつ)をしたり、あなたがしっかり日々の生活を過ごしていることを知ってもらったりすることで、自然とあなた自身の人柄(ひとがら)をわかってもらえるとよいですね。日々の生活を豊かにすることが、自分の人柄(ひとがら)の魅力を高めることにもなるので、まずは今の自分に自信を持って日々過ごしてください。

回答

相談してくれてありがとう。大切なお友達と自由に遊べないことはつらいですね。まだ親の意見や考えに大きく影響(えいきょう)を受ける年齢でもあると思いますが、友人関係を築くのはあなたとそのご友人です。あなたも、そして相手も友人関係を続けたいとお互いが思い合っているのなら、きっとこれからも良い関係は続いていくと思います。直接会えなかったとしても、メールなどで連絡を取り合うなど関係を続けるのに良い方法はありませんか。
友人関係とは、一時的に会えないなど濃厚な関係ではなかったとしても、お互いを思いやる気持ちが続いていけば、より深い良い人間関係を築けることと思います。
もしあなたが、そして相手のお友達も、どうしても親に自分たちの気持ちを理解してもらいたいと思うのなら、友人に協力してもらい、手紙を書いてお願いしてみたりするなど歩み寄りを続けることもいいかもしれません。ただし相手にとっては親子関係に関わってくる話でもあります。ここは二人の気持ちが同じ方向を向いているかを常に確認し、何よりもお互いの気持ちを尊重(そんちょう)し合うことが大切かと思います。
お二人が長く良い関係を続けていかれることを願っています。

回答

メール、ありがとうございます。ていねいな書き方で、あなたの人柄がわかるような気がします。さて、あなたは「通信制」や「子供」扱いをする友人のお母さまに差別を感じたのですね。確かに、学歴や年齢など外面(そとづら)で人を判断する言動は差別につながります。
ただ、ここで大切なことは、あなたとあなたの友人との関係です。
あなたは、お母さまとでなく、友人としっかり話し合うことをアドバイスします。
友人が「遊ぶことを禁止」されてどう思ったのか、「通信制」に行っているあなたをどう思っているのか、「子供」扱いされていることをどう受けとめるのか、そして私たちはこれからどうありたいのか、などを話し合ってはいかがでしょうか。「遊ぶことを禁止」されてもお互いの気持ちを知っておくことはあなたたちの心の成長を促します。時間がかかってもきっと友人と再会できるでしょう。

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