小学一年生から六年生までに3つのグループにいじめられて、人と関わるのがとても怖く、苦しいです。その時、先生は見ていたのにも関わらずなにもしてくれませんでした。家族には完璧(かんぺき)を求められ続けています。生きるのが辛(つら)くて、死ぬのが怖いんです。 助けてって何ですか?甘えるって何ですか?
回答
学校生活の中でも6年間という長い期間につらい思いを何度も経験されたのですね。
苦しかったね。まずはここまで葛藤(かっとう)をくりかえしてきたあなた自身をほめてあげましょう。
時期はちがってもあとに残った苦しさが解決されずに心の中で積み重なって、またそういう思いをするんじゃないか・・と怖いのかもしれません。また、前に進むにも心が*躊躇(ちゅうちょ)してしまうのではないかと思います。
周りの大人たち(先生やご家族も含めて)は、完璧と言う励(はげ)ましとは別に、あなたが本当に感じていることを受け止めたいと思っているのではないでしょうか・・。3つのグループの人たちや周りの大人たちもあなたを通して成長、変化していく必要がありますね。そのためには、伝える勇気を持つこと、本当の気持ちを伝えることが大切と思います。
あなたの立場になって聞いてくれると良いけれど受け止める相手はそれぞれ違った心の感覚を持っています。
あなたがわかってもらえていると感じていても相手はそうでない可能性もあるね。
それとなく見過ごすこと、聞き逃すこともあるかもしれません。
気持ちを伝えることを繰り返しながらいくつか入ってくる気持ちを待つのです。そうすると何かを感じると思うのです。そんな営みが大人たちも含(ふく)めて関わるすべての人をも成長させると思っています。助けて欲しい、頼りたい、甘えたいサインを出すことと同じです。そういうサインを出すことはこれからも大切と思いますよ。
そしてサインの意味を考えて生きているあなたは十分生きている意味を持っているのです。
なんで僕は生きているのかな・・とありました。「なんで?」「どうして?」「なんのために?」と目標や意味を自分に問うているのでしょう。いまはわからなくて良いのです。あとからついてくるものかなと思います。
でも過ごしてきた日々は決して無駄(むだ)ではありませんよ。苦しい思いをしたあなただからこそ誰かのためにやさしくなれるとか、強い気持ちで・・とかよく聞きますが、経験した苦しい思いは、しばらくあなたのそばにあるでしょう。自分に恥(は)じない生き方をして欲しいと思うのです。
*躊躇:決心がつかず、ぐずぐずすること。ためらうこと。