社会福祉法人町田市社会福祉協議会
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国際交流のすすめ

町田市に住む外国人市民は?

 町田市の人口は、2006年1月現在409,000人になりました。この中で4,500人もの外国人市民が生活しています。約1%です。

 国籍別に見ると、中国1,641人、韓国・朝鮮1,147人、フィリピン433人となっていて、町田に住む外国人市民全体の7割がこの国の人たちです。これに続くのが米国、英国、タイ、ブラジル、インド、カナダとなっていて世界の約80の国から町田市に移り住んでいます。

 また、町田市には大学がたくさんあり、1,500人ほどの留学生が学んでいます。

外国人登録者数の推移

 大勢の外国人市民の人たちが日本に暮らすようになって、私たちは外国のいろいろな文化や歴史を学ぶことが出来るようになりました。その反面、ことばが解らなかったり、文化や生活習慣の違いから日常生活の中で困ったことやトラブルになったりすることもあります。

親子料理教室の写真
親子料理教室「インドカレーを作ろう!」

 町田国際交流センターでは、「日本語教室」や「外国人のための相談会」などを行い、町田市に住む外国人市民の支援をしています。また、外国の歴史や文化を紹介してもらったり、逆に日本の文化を紹介したりする交流も行なっています。

子ども教室の写真
子ども教室「日本語を学ぶ外国籍の子どもたち」

 外国人市民の子どもたちを集めて日本語の学習や学校の勉強をお手伝いする「子ども教室」、また、春休み・夏休みには、子どもたちのための国際交流イベントも行なっています。ぜひ、皆さんも一度 町田国際交流センター をのぞいて見て下さい。そして、近くに住む外国人市民の人たちと仲良く暮らせるまちをつくっていけるといいですね!

(財)町田市文化・国際交流財団(MCIF)
町田国際交流センター
〒194-0013 町田市原町田4-9-8 町田市民フォーラム4F
TEL:042-722-4260
FAX:042-722-5330
http://www.machida-kokusai.jp/

読む

「ぼくの学校は駅の10番ホーム 夢に向かって走る、家なしビッキー物語」

インドの駅のホームに作られた学校で学ぶ少年との交流を通して、なぜ勉強するのかを考えたという本です。

写真が多くて見やすく、インドの豆知識もついているので、ちょっとお得な感じあり。

読後、ビッキーが手紙を書かなくなったわけを考えました。そして気づきました。友達関係に、一方から他方への援助が加わると、それまでと同じ対等な関係を保つのは難しいな。それに相手が本当に欲しいものを知って、初めて喜ばれる援助になるのだなということに。

ビッキーに聞かないと本当の理由はわからないけれど、彼の望みはノリコにまた会うことだけじゃないかな。あなたはどう思います?

文:今西乃子  写真:浜田一男(旺文社刊)1,300円

見る

 

『愛の鉄道』 千葉茂樹監督

3月14日(火) 午後2時30分開場 新百合ヶ丘駅21ホール 700円

 この映画を見て人間ていいなあと、思いました。殺したいほど憎んでいたのに、命をかけた友情が生まれる奇跡が、本当にあったのです。是非みてください。

 許しあい、思いやる人たちが世界中にいるのですね。かなり前にあった”戦場にかける橋”のドキュメント映画です。

 オーストラリア軍捕虜と日本の兵士との間に生まれた、命を賭けた友情の実話です。戦争中、日本の兵士は捕虜になったことを恥ずかしいと、300人が自決しました。オーストラリアの人たちは、その兵士たちのお墓を作ってくれました。戦後その話を知った日本の人たちが新潟の直江津にあった捕虜収容所のあとに、平和友好の祈念公園を作りました。

 そのうちのもと兵士がいまも生きているんだって。その人の話は凄い。どんなことが過去にあっても許しあい、思いあっていきたい。国も人も。

聞く

『世界音楽紀行』全5タイトル 2005.11発売

 普段よく聴く音楽は、日本の音楽はもちろん、海外であれば主に欧米の音楽が多いですよね。でも、たまには欧米以外の世界各国の音楽に耳を傾けてみてはどうでしょう。

 この「世界音楽紀行」は、東南・東アジア、南アジア、西アジア・東欧、アフリカ、南北アメリカの5タイトルでできています。各地方の特色が、音楽から感じられます。聴いているうちに、その国に行ってみたいと感じるようになるかも。今まで遠い存在だった国々が、ぐっと身近に感じられるようになりますよ。

   発売元:ビクターエンタテインメント  各1,300円(税込)

行こう

『あーすぷらざ 神奈川県地球市民かながわプラザ』

 1998年2月にオープンした施設。ここでは、平和や環境、貧困などの地球のいろいろな課題の解決に向けてひとりひとりが、ふだんの生活の中で考え、身近なことから自分にできることに取り組む人たちのことを”地球市民”と言っています。また、「あーすぷらざ」という愛称は、「地球(EARTH)の未来(あす)を考える」という意味が込められているそう・・・。

 館内には、さまざまなイベントや講座が開かれているほか、国際平和展示室には、神奈川県を中心とした戦争に関する資料や映像の展示、子どもの国際理解展示室には各国の教科書などを手にとって見る事が出来るコーナーもある。

 3月は「モンゴルの暮らしと文化展」を開催中。
 6月には「アースフェスタかながわ2006」も開催予定、企画などのボランティアも募集しているよ。

地球市民かながわプラザ(あーすぷらざ)
  アクセス:JR本郷台から徒歩3分
       (町田からは小田急線「藤沢」経由東海道本線で「大船」乗り換えが近くて安いです)
  入館料:500円  駐車場あり
  営業時間:9:00~17:00
  定休日:月曜(祝日の場合は開館)
  住 所:横浜市栄区小菅ヶ谷1-2-1
  TEL 045-896-2121
  http://www.k-i-a.or.jp/

参加する

『アジアンフェスタ』 JR川崎駅近辺 3月4日(土)~3月7日(火)

 まあまあ近いところだから、ちょっと行ってみませんか。中国、韓国、ベトナム等のアジアのいろんなものが、あるそうです。食べて、飲んで、アジアの音楽を聴いて、そこにいる人とおしゃべりして。

 フェスタ開催の土・日は、アジア交流音楽祭や映画の上映会、フリーマーケットなども。

 川崎駅周辺の百貨店、お店が始めた初めてのイベントだそうです。おまけに福引もあるそうですよ。