社会福祉法人町田市社会福祉協議会
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『こんなとき、どうする?』2014年度夏

ここなびを見てくれている方で、東日本大震災(だいしんさい)で被害(ひがい)に遭(あ)われた皆(みな)さまに心よりお見舞(みま)い申し上げ、1日も早い復旧(ふっきゅう)・復興(ふっこう)と皆さまのご健康をお祈(いの)りしています。

今月からは、「こんなとき、どうする?」をテーマに特集をお送りします。
みなさんは、日々過ごす中で、色んな選択(せんたく)をしますよね。
“こんなとき”にであったら、みなさんならどんな答えを出しますか?

もみじ相談員

スマホを使って・・・
~○○してしまった、こんな時どうする?~

最近スマートフォン(以下スマホ)を使う人が増えていますね。
スマホには、いろんな機能があります。中でもインターネットは、いつでもどこでも調べたいことを検索(けんさく)できて、とても便利ですね。
でも、色々な危険がひそんでいることも忘れてはいけません。

インターネットを使うときに気をつけること

・危険なサイトに注意!
インターネットのなかには有害な情報や暴力的な表現があるサイトなども存在します。普通(ふつう)に使っていたはずが、気がついたら危険なサイトを見ていたということもあります。このようなサイトはみなさんの心身の成長に悪影響(あくえいきょう)を与えます。保護者の方と相談してフィルタリング(※注1)をかけてもらいましょう。

・有料のサイトも存在する!
インターネットのサイトのなかには見るのにお金が必要なサイトも存在します。「自分の個人情報を入力したら、知らない間にサイトに登録されて料金を請求(せいきゅう)されてしまった」なんてこともあります。サイトに登録するときにはきちんと保護者の方に相談し、むやみに個人情報を入力しないようにしましょう。

今回取りあげた以外にも、インターネットの世界には色々な危険がひそんでいます。
トラブルに巻(ま)き込(こ)まれないように、利用するにあたって家族でルールを決めておきましょう。パスワードの番号を保護者の方に管理してもらうのも良いでしょう。

安全な使い方をして、正しく楽しくスマホの機能を使いましょう!

※注1:有害な情報が入ってくるのを自動で防いでくれるサービス

つくし相談員

「和の心」ってなぁに?

2020年には、オリンピックが東京で開かれます。「和の心」を世界に広め、日本文化を理解していただく絶好(こう)のチャンスです。そのためには、日本や日本人のよさを知らなければなりませんね。
まず、「和の心」とは何かです。それは、日本社会のルールや礼儀(れいぎ)を大切にする心、長い間、受けつがれてきた日本の文化や自然を敬(うやま)う(※注1)心でしょう。

まず、日本人のよさには、人を敬う心があります。
外国人には理解しにくいようですが、人からおくり物をいただくとき「これ、つまらないものですが…」と言われ、いただいたことはありませんか?でも、開けてみたら立派(りっぱ)なものでした。 それは、相手に対しひかえめにふるまおうとする心があるからです。
また、日本語には、「敬(けい)語」という言葉づかいがあります。これも、相手や目上の人に不かい感をあたえず、コミュニケーションをとる日本文化のよいところです。

次に、礼儀正しさや思いやりの心があります。
古い話ですが、「江戸(えど)しぐさ」を知っていますか? 江戸は、今の東京に比べ10倍も人口密(みつ)度が高かったそうです。ろ地もせまく、すれちがうとき不かいな思いをさせまいと、思いやりのマナーが生まれました。傘(かさ)を外側にななめにし、雨水がかからないようにした傘かしげ、すれちがうときの肩(かた)びき。人と人とがぶつかったとき、ぶつけられた人も「こちらこそうっかりしていました」と返す、うかつあやまりなど、今でも思いやりの文化が残っています。

さいごに、自然を敬う心(※注2)も日本人のよいところです。
日本人は、むかしから富士山(世界遺産)を心の風景として敬ってきました。季節や天候によって表情があって、親しまれ大切にしてきました。また、日本の風景は、四季の移り変わりによって変化します。それを私達は、五感(※注3)で楽しんできました。五感を使うことで豊かな創造力を育んできました。俳句もその一つですね。

※注1:尊敬すること
※注2:心=気持ちともいえます。
※注3:視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚のこと

あすなろ相談員

勉強は、うまくすすんでいる?

2学期は、勉強や運動に最も力を入れる時です。学校では、授業内容も一段と充実(じゅうじつ)してきます。授業がよくわかるようになると、各教科の内容が面白くなりそれにともなって学力もつきます。そうなるためには、自分なりの努力は欠かせません。みなさんは、日頃(ひごろ)、どのように勉強していますか?
勉強の仕方がわからない、勉強しようと机に向かってもやる気がでない等、悩(なや)んでいる人もいるのでは…と思いますが、どうでしょうか?

◎基本は、学校の授業をしっかり受けることです。
そのために大切なことは、
① 教科書等、勉強に必要な物を忘れない
② ノートをしっかりとる
③ よくわからない所は先生に質問し、わかるようにしておく等です。

家での勉強は・・・?

家での勉強は、教科書をよく読むこと、ノートに書いてあることをもう一度見直すこと(その授業で最も大切なことが書いてある。テストにでるかも)、できれば、教科書を読んで大切だと思ったことをノートに書き加えておけば完璧(かんぺき)でしょう。

机に向かってもやる気が出ない、こんな時はどうしたら…?

机に向かっても気持ちがソワソワして落ち着かない、なんてことはありませんか。
こんな時は、机に向かう習慣がついていないのかもしれません。机に向かっても、気持ちが落ち着かないと勉強に身が入りません。毎日、きまった時間に机に向かい、何か好きなこと(好きな本を読んだり、絵を描(か)いたり等)をして、1時間くらいは静かにしていられるように練習してみましょう。
そうすれば、机に向かう習慣がつき気持ちも落ち着いて、やる気がうまれてきますよ。