社会福祉法人町田市社会福祉協議会
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『 チャレンジ!! 』

もうすぐ夏休み みなさんはどう過ごしますか?
ふだんできないことをじっくりやるのもいいし
もちろん、ゆっくり過ごすのもあり!!
一学期をふりかえってみるのもいいかな?
長い休みですのでいろいろチャレンジしてみてね!

夏休み、何にチャレンジする?

さあ、待ちに待った夏休み。この夏、あなたは、何にチャレンジする?

友達と海や山で遊ぶ、長編小説を読む、それとも、地域のボランティアや体験活動に参加する、・・・。

でも、もう一つ ちょっと視点を変えて、将来に役立つ「資格」や「検定」試験にチャレンジするのもいいと思うよ。それは、これからの時代は「資格社会」「生涯学習社会」です。中学生・高校生のころから「資格」や「検定」に関心をもち、この夏、いろいろとチャレンジしてみたらどうでしょうか。

資格は自分を磨き、また、将来の進路を決めるのに役立つと思うよ。書店に行くと、パンフレット(説明書と申込書・無料)がありますから、お店の人に聞いてみましょう。

検定料・受講料は有料ですのでご両親とよく話してから決めましょうね。

◇中学生・高校生におすすめの「資格・検定」試験

略称正式名称検定試験の内容など問合わせ先
英検実用英語技能検定「聞く・話す・読む・書く」の4技能を総合的に測定。5級~1級まで7段階に別れ、入試の強い味方だよ。(財)日本英語検定協会
 TEL 03-3266-8311
漢検日本漢字能力検定毎年中学生以上の受検者が増加。小学6年生レベルまでの10~5級と約6000字までの4~1級の12段階に別れる。(財)日本漢字能力検定協会
 TEL 0120-509-315
数検国際算数・数学能力検定「思考力」を判定。学校で解く問題とは一味違った面白い問題がいっぱい。小学1年生レベルの10級~大学・一般レベルの1級まで、12段階あるよ。解答はすべて記述式。算数・数学思考力開発センター
 TEL 03-5225-6018
P検パソコン検定ワード・表計算(エクセル)・インターネット操作など総合的な資格試験だよ。3級、4級以上取得すると、入試や自己PRにも役立つよ。パソコン検定協会
 TEL 03-5964-2525
地検地理能力検定試験世界や日本の地理について、日頃の学習成果を試すチャンスだよ。レベルは、小学校高学年から地理を専門的に学ぶ人を対象とした5級~1級までに別れているよ。(平成22年度は、5級~3級の団体受験のみ実施)(財)日本余暇文化振興会
 TEL 03-5295-2033
アロマテラピー検定アロマテラピーとは、植物の香りの力を借りて、心と身体の不調を改善したり、健康・美容などに利用されている自然療法。(社)日本アロマ環境協会
 TEL 03-3548-3403
色彩検定文部科学省後援色彩検定が正式名称。志願者は小学生から。(社)全国服飾教育者連合会
 TEL 03-5510-3737

上記情報は、平成22年7月8日現在のものです。

◆挑戦した先輩たちの感想

  • 合格の喜びやステップアップが、自信になります。
  • 将来の自分の生き方や職業観が身につきます。
  • 社会に資格を持って参加する事の大切さが分かり活動的になりました。

「継続は力なり」と言います。夏休み後も、続けたらどうでしょう。
教科の学習と違った問題にも出会いますよ。そして、共通の考えをもった人との出会いもあるかも・・・。

夏休み中の宿泊行事

宿泊行事としては、学校で計画される林間学校やクラブ合宿等があり、また、様々な機関による合宿もあります。どの合宿でもそれぞれ目的があり、その目的を達成するためには、参加者全員が一致協力できる体制(チームワーク)をどのようにつくるか、が重要です。そのためには、お互いのコミニュケーションをはかることが前提となります。参加者全員やグループでのミーティングはこのために行われます。

ミーティングへ参加する時には以下の点に注意しましょう。

(1) 自分の考えをはっきり述べよう。

どんなことにも自分なりの考えをもつこと、その考えをはっきりと述べること、が必要です。

意見を求められても“別に”では困りますね。自分はこのように考えています、とはっきり言うことが大切です。

(2) 他人の意見を真剣に聴こう。

他人の考えや意見をまじめに聴く姿勢が大切です。たとえ、自分と全く違っていてもです。一人一人顔つきが違うように考えや意見がちがうのは当たり前と思って下さい。自分と考えや意見が違うからと言って、非難したり、無視したり、馬鹿にしたりしないことです。

(3) 前向きな思考と協調的な態度で話し合いに参加しよう。

様々な問題に当面した時に、皆で話し合うこともあります。このような時の人の反応は様々です。‘そんなことはできっこない’‘面倒くさいからやめよう’等の意見もでるかも知れません。

困難な問題から逃げないで‘解決できる’との信念をもって、前向きに考えることが大切です。一人一人がこのような姿勢をもつことが、解決へ向かう第一歩 ですから。

宿舎の方やリーダーの指示を守って楽しい宿泊行事にしましょう

苦手科目を克服する

みなさんは苦手な科目は何でしょうか?もちろん人それぞれに違うでしょうし、中には「無い」といううらやましい人もいるかも知れません。そこで、夏休みという長い時間を利用して苦手科目の克服にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

苦手な科目を勉強するのは大変だと思います。好きな科目だけど苦手であるという人もいるかも知れませんが、多くの人は苦手な科目イコール嫌いな科目だと思います。ですから、単に「苦手だから頑張ろう」と思うだけでは、中々頑張れないでしょう。

そこで、少々工夫することで、何とか苦手な科目を克服できるように努力してみてはいかがでしょうか。

①得意な人に聞いてみよう

みなさんの友達の中にも勉強が得意な人が何人かいると思います。その人に教えてもらうのは、とても良い方法だと思います。一人で苦手な科目を勉強していても分からないことが出てくると思います。その時に一人で正しい答えを調べるのは大変です。友達がそばにいればすぐに質問できますし、一緒に勉強することで友人とのコミュニケーションも計れるので一石二鳥ではないでしょうか。

②分かるところまで戻ってみよう

これは、地道で大変ですが、非常に効果的な方法です。分からない教科書を何度読んでも、中々理解できるようにはなりません。分からないことは辛いことです。ここは思い切って昔の教科書を引っ張り出して、理解できるところまで戻って勉強し直してはいかがでしょうか。

③あえて克服しない?

なんだこれはと思う人もいるかも知れませんが、みなさんにも得意な科目がいくつかあると思います。そこで得意な科目を今以上に頑張ることで、苦手な科目をカバーしましょう。得意な科目を頑張るのは、苦手な科目を頑張るのに比べたらはるかに容易です。

でもね、苦手な科目をしなくていいと言うことではありませんよ。今までの勉強のやり方はどうでしたか?ノートのとり方や予習・復習をすることも大切ですね。2学期に向けて学習計画をたててみましょう。

授業中ではクラス全体のペースというものがあるので、自分にとっては早過ぎたりすることもあるでしょう。でも夏休みなら自分が分かるまでじっくり取り組むことができます。どうかこの機会を有効に生かし、勉強に苦労することのない楽しい学生生活を送るための第一歩にしてみてください。

こころをひらく~思春期をむかえているみなさんへ~

「ここなび」を読む小中学生や高校生の年頃の人達は思春期にいると言われ、人にとってとても大切な時期です。子供が大人になるこの変化の入り口が思春期です。この時期に身体が急にいきおい良く発達し、それと共に精神的にも大きな変化が生まれてきます。これほどの大きな変化を体験する時期は、人の生涯の中でここだけしか無いと言って良いでしょう。

こうした思春期のしるしを私は「さなぎの時期」と呼んでいます。毛虫は一足飛びに蝶になるのではなく、その中間の「さなぎの期間」が必要です。さなぎは硬い殻に守られて活動してるようには見えませんが、この内側では大きな変化が生まれているのです。

これと同じく私達も思春期に入ると、身体の動きがゆるやかになり、ぎこちなくなったり、急に無口になり他人とは会話を交わすのが少なくなります。また精神的な面でも大きく成長しているのです。「さなぎ」が硬く丈夫な殻で守られているように、この時期家庭や学校からしっかりと守られることが必要ですね。

思春期の時期には、自分自身で思うようにならない身体や心、成績や進路、先生や友人達の関係、親との行き違いなど、生きるための課題や悩みを沢山持つようになります。人が誠実に生きようとすればするほど、悩みや辛さ苦しみは大きくなります。これらから逃げないで、正面から向かい合い悩むことで強い人になれます。

ですから大いに悩んでいいんですよと言いたいのです。こうした悩み辛さ苦しみはあなただけではなく、同じ悩みを持つ人が必ずいますよ。あなた自身の悩み辛さ苦しみをわかってもらえないかもしれませんが、一番身近にいる両親、友人に話そうとする、ささやかな勇気を持てるといいなと思います。

あなたがこころをひらくだけでも悩みや辛さ苦しみを共感できる人を見つけることができ、心の余裕が持てるようになります。こうした経験をつみながら青年期(さなぎの羽化と同じですね)へと進みます。

「さなぎの時期」を大切に過ごしてくださいね。

★「さなぎの時期」のみなさんへこころが温まる本をご紹介します。
 近くの図書館に行って読んでみませんか?
    金子みすゞ著 童謡集 「わたしと小鳥とすず」「このみちをゆこうよ」他