社会福祉法人町田市社会福祉協議会
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『体も心も健康になろう!』 -「夏休み明け誘惑に注意!」

ここなびを見てくれている方で、東日本大震災で被害に遭われた皆さまに心よりお見舞い申し上げ、 1日も早い復旧・復興と皆さまのご健康をお祈りします。

2学期もスタートしましたが、みなさん夏休みは、どう過ごしましたか?
おもいっきり遊んだ? 猛烈に勉強をした? 部活命になった? 旅にでた?ボランティアをした?
ほかにもさまざまな体験・経験をした人もいるかな?

今回の特集では、「夏休み明け誘惑に注意!」としてスマホや脱法ハーブの危険についてアドバイスしますね。

怖い話や危険な話ばかりだと読んでてもめげちゃうと思うので、ここなび相談員それぞれからホッとする話をしてもらいますね。お楽しみに

≪知っていますか?≫

体をむしばむ脱法・合法ハーブの恐ろしさ

6月末日、町田市保健所主催の講演「脱法ドラックの現状と実害」そして、都立MS高校演劇部による脱法ハーブの恐ろしさを知らせる劇を観賞、その恐ろしさに心を痛めました。
今、麻薬(まやく)に似た脱法ハーブが、若者たちに広がりを見せているのです。

NO! DRUG!

① 「脱法ハーブ」ってなに?「合法?ハーブ」ってなに?

  • 乾燥した植物(ハーブなど)に麻薬に近い化学成分を混ぜたもの

※紙巻きたばこのように火をつけて吸うと、妄想(もうそう)や幻覚(げんかく)症状を起こします。最近でも、夜、興味本意で吸った十代の少年3人が、救急車で病院に運ばれました。「脱法ハーブ」による事故や事件は、毎日のように報道されています。

② 誘惑(ゆうわく)されやすい手口や場所はどこですか?

  • これを使うと「ダイエットできるよ」、「楽しい気分になるよ」とか、「疲れがとれてすっきりするよ」「目がさえて、勉強もはかどるよ」など甘いことばで近づいてきます。
  • 高校生(中学生も)が誘(さそ)われやすい場所は、コンビニ、ゲームセンター、カラオケ店などです。一人で遊んでいる子どもほど誘われやすいそうです。
  • また、最近、自動販売機、ケータイやパソコン(インターネット掲示板、メール)などでも売買されていますので手を出さないようにしましょう。

「脱法ハーブ」は、麻薬より安い値段(ねだん)で手に入るため、若者たちが興味本意で吸う場合が多く、ゲートウエー・ドラッグ、つまり、入門薬物と言われているそうです。恐ろしいことです。もっと厳しく取り締(し)まってほしいものですね。

③ 使うと、どうなるの?

  • 「脱法ドラッグ・合法?ハーブ」といわれる製品でも、有害な成分や麻薬などが含まれていますから大変危険です。
  • 飲んだり吸ったりすると、自分をコントロールすることが出来ず止められない状態となって、いろいろな健康被害や異常行動を起こします。

※自分が誤(あやま)って吸ったり悩んでいる友だちをみたりしたら、下の相談機関に相談してください。また、薬物に関することで困ったら、すぐに家族や先生、信頼できる人に相談しましょう。

相談機関
東京都福祉保健局健康安全部薬務課
 監視指導係   電話 03-5320-4515
 麻薬対策係   電話 03-5320-4505

参考資料 ◇薬物なんていらない 薬物乱用防止高校生会議リーフレット

     ◇違法ドラッグ 東京都福祉保健局

≪セキュリティ対策していますか?≫
ネット犯罪(サイバー犯罪)から、スマホ・携帯・PCを守ろう!

気軽に持ち運びが出来るパソコン『スマートフォン(スマホ)』を持つ人が増えてきましたね。また「これから買うんだ♪」と、思っている人もいらっしゃるでしょう。

そこで、忘れてはいけない事があります。あなたが登録した電話番号・メールアドレス、住所・氏名・生年月日などの個人情報やお友だち情報なども持ち歩いている事です。

あなたは、セキュリティ対策をしていますか?
「まだしていません」というあなた。ぜひ、おこなってくださいね。取り扱いは、パソコンと同じですから、ねっ。

■「ダウンロードは慎重に!」

「個人情報が流れた」という事件で、記憶に新しいものは、人気ゲームが並ぶ動画サイトにて、「無料ゲーム(アプリ)」をダウンロードし、起動させたことで起こった事件がありました。

この対策としては、アプリのダウンロードは慎重に。また、必要なもの以外は、ダウンロードしないように心がけましょう。

■「メールが届いた時の注意!」

知らない相手チェーンメールと呼ばれている『誰かに回して』とか 『○人に転送して』などと、記載されているメールは、「クリックをしない。無視をして削除する。」
1人1人がこれだけでも、気をつけることで、セキュリティ対策になりますね。

■「あなたが使用している、スマホやパソコンの使用料金は知っていますか?」

毎月の支払額は固定なので知っていると、「今月は高いぞ!」などとすぐに気づくことが出来ます。また、身に覚えのない請求書(3千~5千円位)や高額請求書が届いても、焦らずに対処できますね。1人で悩まず、まず、家族に相談しましょう。

相談された家族の方の中には、『我が家の恥(はじ)』とか『子供のために』と、支払うケースが多くあります。しかし、これは詐欺(さぎ)事件なので、警察に連絡してアドバイスをもらいましょう。

警察では、取り締まる為にも情報を集めています。警視庁のホームページ(情報セキュリティ広場 http://www.keishicho.metro. tokyo.jp/kurashi/cyber/)では、セキュリティについての情報や対策を掲載していますので、ぜひ、参考にしてくださいね。

■「セキュリティ対策で一番大切なこと!」

セキュリティソフトを入れたから安心ではなく、あなた自身の意識が大切なのです。

「これは ヘン」と思ったら『絶対にクリックしない。ダウンロードしない。』が、鉄則です。

自分のスマホやパソコンは、自分の手で守るという意識が大切です。そして、自分が持ち歩く友だち情報などもしっかり守ってあげましょうね!

ここなび相談員からホッとする話

つくし相談員

「野生動物との出会い」

私がほっとする空間は、いろいろな小動物との触(ふ)れあいや出会いです。特に、自然の中で野生動物と出会ったときには感動が頂点に達し、心が癒(いや)されます。

動物の中でも、興味のあるのは、オーストラリアに住む野生のカンガルーやコアラなどです。過日、世界自然遺(い)産であるタスマニアのクレイドル山周辺の原生林地域を訪れました。ここでは、野生のワラビーやウォンバット、タスマニアンデビルに出会えると聞いたからです。

タスマニアは、北海道の8割ほどの広さで、シドニー空港より1時間40分で着きます。海岸線や湖の美しい島で国立公園もたくさんあります。日本でも、タスマニア産の牛肉やりんご、ワインなどが、スーパーに並ぶようになりました。州都ホバートは、皆さんもよく知っているアニメ「魔女の宅急便」の舞台となった美しい港町です。中ほどのロスという町には、主人公が暮らしたベーカリーもありました。

クレイドル山は、さらに車で40分ぐらいのところにあります。途中の大草原には、牛、羊、馬、山羊が放牧され、道路には、『ワラビーに注意』、『ウォンバットに注意』などの標識(ひょうしき)が立っています。残念なのは、観光客が増え車に轢(ひ)かれた野生動物が痛々しいことです。クレイドル山の麓(ふもと)では、期待していたたくさんのワラビーやウォンバット達に出会うことが出来ました。ワラビーが、横を通り過ぎ立ち止まってくるりと私の方を見つめる姿には、心が癒(いや)されました。また、おしりを振り振りのそのそと歩くウォンバットの動作や私を見つめる愛くるしいまなざしにも気持ちが和みました。タスマニアンデビルには、会えなかったので、また訪れたいと思っています。

注意を促(うなが)す標識(ひょうしき)
注意を促(うなが)す標識(ひょうしき)
ワラビー
ワラビー
ウォンバット
ウォンバット
(photo by つくし)

ねむのき相談員

「春のブナ林」

東北の秋田県湯沢(ゆざわ)市と山形県金山町(かなやままち)と新庄(しんじょう)市の3つの町の境に、神室山(かむろさん)といいます標高1,365mほどの山があります。

この山には、ブナ林があり中には高さが30m近く幹周りが3mを越える大きな樹も多くあります。5月初めごろには、ブナ林が一斉に芽を出します。この生まれたての幼い芽の色を萌黄色(もえぎいろ)―若芽の萌(も)えだした色―といいますが、何とも言えないほど綺麗(きれい)なのです。黄色が勝(まさ)った薄緑が日を浴びて耀(かがや)き、風でそよぐ風景は文字や言葉では表せないほどで、人の魂(たましい)が吸い込まれる感じがする眺めなのです。私は、この風景を見ていますと時間を忘れてしまいます。これを見惚(みと)れるー我を忘れてうっとりと見るーと表現しますのが最適かなと思います。

また、若芽が萌え出る時に芽を保護している鞘(さや)が樹の下へ落ちます。これが赤い色をしていまして樹の根元に積み重なり、まるで赤いジュウタンを敷き詰めた感じでこれもまた風情(ふぜい)があります。これを春紅葉(はるもみじ)と表現していますが、とても素敵な言葉だと思います。

春先のブナ林の景観-萌黄色(もえぎいろ)と赤いジュウタンの組み合わせ-をぜひ体験して欲しいと思います。春にこのブナ林を訪れますと心が洗われて、日ごろの悩みやストレスが無くなるようで、生きる喜びが大きく生まれて来る感じがしますよ。大自然が人間に贈る大きな癒(いや)しなのでしょうね、キット。

秋田県と青森県の境にある有名な白神山地(しらかみさんち)にも広いブナ林があります。一度、春先に訪れてこうした風景を観てはいかがでしょうか。

神室山(かむろさん)の5月のブナ林
神室山(かむろさん)の5月のブナ林
(photo by ねむのき)

ポッケ相談員

「ホッとする出来事」

・好きな人を守る姿に・・思わず、ほっ。

2匹の猫が庭にいた。窓越しから隠れるように観ていると、一匹の猫はおトイレ、その猫を守るように、もう一匹の猫が前に座り、キョロキョロと顔を動かす。その姿は、まるで、好きな人を守っているように見えた。

・車を運転している時の出来事、・・・言葉が無くても優しさににんまり

①歩道を横切る手前で止まる。目の前をムッとしたおじさんが通り、自転車 に乗った十代の男性が横切ろうとしたその瞬間、頭が下がった。思わず、私の頭も下がった。

②路地から出てきた私の車に気づいたおじいさんが、私へ笑(え)みを飛ばすと、少し戻って横断歩道の信号を押した。「にこっ」と私へ、その笑(え)みに微笑(ほほえ)み頭を下げた。

・お巡りさんの笑(え)み

車道を走り抜けた人を目撃したお巡りさんが、「危ないよ」と、大声を出した。
「ごめんなさい」と、やまびこのように直ぐに声が戻った。2人の顔に笑(え)みがこぼれる。

・忘れられない光景

車で山道を走っている時に、いきなり止まった。車内では全員が無言のまま前をじっと見つめていた。すると、お母さん・子供・子供・お父さんと一列に並んだイノシシ家族が車道を横切った。その光景に「家族って良いなぁ、」と、ほのぼのとした。

あすなろ相談員

「カモの行進を見て」

親ガモを先頭に、子ガモが数羽一列になって歩く様子を見たことがあるでしょう。いつ見ても、とても可愛いものですね。特に、子ガモたちがヨチヨチ一生懸命に歩く様子を見ていると、「がんばれ」と声を掛けたくなりますね。

過日のTVのニュースで、カモの行進の様子を報じていました。そのニュースでは、カモの行進の後ろには警察のパトカーが、その後ろには大勢の人たちがゾロゾロとついて行きました。また、カモを先導(?)している大人のひともいたようでした。

この光景は、カモさん一家の恒例の引っ越しとのことでした。地域の人たちみんなに温かく見守られているカモさん一家でしょうね。これからも、地域の人たちみんなで大切にしてほしい、と思いました。

カモに限らず、動物たちの愛らしい姿や様子を見ると、心が和みますね。

ひまわり相談員

『ホッとする時』

毎日忙しく過ごしている私達現代人には、時々ホッとしてリフレッシュする時間を持つことは、心や身体の健康にとってとても大事なことですね。

皆さんはどんな時にホッとして心が軽くなったり、楽しい気持ちになったりしていますか?

私は、昨年の12月【ここなび特集・震災】特集の「地球温暖化・節電-食から考える」で取り上げた『自宅で野菜を育ててみよう!』ということにチャレンジしてみましたところ、野菜を育てることがとても楽しく気持ちがホッと出来るということを学びました。

まず初体験として、4月の終わり頃に、庭にあった大きな植木鉢に野菜用の土を入れて、当時5センチ位だった小さなゴーヤの苗を植えた所、2ヶ月もしないうちに、2メートル近くに伸びて小さな黄色い花をいっぱい咲かせてくれました。つるが伸びてどんどん大きく育っていくゴーヤが可愛くて、毎日眺(なが)めたり水をあげたりしているとホッとした気持ちになって、時間の経つのを忘れてしまいそうです。

7月~8月にかけて30本のゴーヤが実りました。自宅の食卓だけではなく、ご近所やお友だちにもおすそわけをすることができみなさんに喜んでもらうことができました。

他にもミニトマトやナスや大葉やパセリを植木鉢で育てています。ミニトマトも小さな苗を植えたのですが、立派に育って今は30個位の実がついています。毎日数を数えたり赤くなっていくのを眺(なが)めて楽しみにしています。

植物だけではなく、動物でもそうですが、生き物を育てるということは私達人間を元気にしてくれたり、癒(いや)しを与えてホッとする時間を持たせてくれるステキなことだと実感しています。

もし良かったら、皆さんもチャレンジしてみてくださいね。

いちご相談員

・「おはよう」に対し「おはよう」と返してくれたとき(挨拶を返してもらったとき)

家族、友達、恋人、先生など、毎日会う人たちに言われるだけで嬉しくなる。

・好きなアーティストの曲を聴いているとき

テンションが上がる曲も、下がる曲も聴くだけで落ち着く。

・何気ない会話でも笑顔が見られたとき

くだらない話から相談事まで、やっぱり笑顔が好き。

・道端に花が咲いているとき

人に気づかれない小さい花が太陽に向かっている姿は励まされる。

・一日が終わり布団の中に入っているとき

究極の幸せ☆

・見知らぬ人にお礼を言ってもらえたとき

電車で席を譲(ゆず)ったり、順番を譲(ゆず)っただけでも「ありがとうございます」と言われると嬉しい。日本人は優しい。

・好きな食べ物を食べているとき

好きな食べ物はやっぱり譲(ゆず)れない!

・いつもの場所にいつもの人々が居(い)るとき

何も変わらない毎日は退屈だと感じる時もあるけれど、やっぱり学校に行っていつものメンバー、好きな先生に会えることはとても安心する。

・みんなが元気なとき

生きていれば楽しいことだけじゃない。辛いことや泣きたくなる日もある。だけど、誰かが元気ならば他の子にも連鎖(れんさ)する。今を生きている限り、泣く回数よりも笑う回数を増やしたい。