ここなびを見てくれている方で、東日本大震災(だいしんさい)で被害(ひがい)に遭(あ)われた皆(みな)さまに心よりお見舞(みま)い申し上げ、1日も早い復旧(ふっきゅう)・復興(ふっこう)と皆さまのご健康をお祈(いの)りしています。
今年度の特集は、『いつやるか、今でしょ!』を大きなテーマで、ここなび相談員から今、みんなに伝えたいマナーや将来のことなどを発信します!
マナーを学ぼう!(電車の中編)
【場面1】
立っている人がいる少し混(こ)んでいる電車の中で、中学生も高校生も大人の中にも、時々平然(へいぜん)と優先席(ゆうせんせき)に座っている人がいます。近くに年配(ねんぱい)の人が立っていても、寝(ね)たふりか知らんぷりをして席を譲(ゆず)らない人が多いです。こういう事って、あなたはどう思いますか?
【場面2】
優先席というのは、お年寄りや体の弱い人などが優先的に座れるように決められたシートですね。そして心臓にペースメーカーなどを埋(う)め込(こ)んでいる方の身体(からだ)の機器(きき)が携帯(けいたい)などの電波によって誤作動(ごさどう)を起こさないように、携帯やスマートフォン(略してスマホ)などの電源(でんげん)を切っておかなければならない座席(ざせき)です。
しかしながら、優先席に座っている多くの若い人達は、堂々(どうどう)と携帯やスマホをしています。もしも、あなたが優先席の近くにいたならば、病気の方の為(ため)に携帯などの電源を切ってあげて欲しいと思います。
こういう事って、あなたはどう思いますか?
【場面3】
先日、町田近辺(きんぺん)の電車に、高校生か、大学生位のきれいな女性が乗っていました。電車が駅に着いた時にその人が席を立ちあがった姿を見て驚(おど)きました。『スカートをはくのを忘れている!』って思ったのでした。でもよく見てみると短い短いショートパンツのようでしたが、後姿(うしろすがた)はおしりが半分出てしまっていました。
こういう事って、あなたはどう思いますか?
【場面4】
都心から町田までの帰り道の電車に三人の小学校高学年の女の子がお母さんと一緒(いっしょ)に乗ってきました。ドアの付近で輪になって、大声で言葉遊びを始めました。20分間以上もワーワーギャーギャーと大声が車内中に響(ひび)き渡(わた)っていました。本を読んでいる乗客も時々顔(かお)を上げて、みんな女の子達の方を「うるさいなー」という感じで見ていました。その女の子のお母さん達も自分達のおしゃべりに夢中(むちゅう)でした。
ついに我慢(がまん)の限界(げんかい)に達した近くにいた人が「うるさいぞー」っと怒鳴(どな)りました。女の子達は端(はし)の方へ移動(いどう)して、車内はようやく静かになりました。
こういう事って、あなたはどう思いますか?
将来の自分を考える
「未来」「将来」という言葉で、あなたは何を思い浮かべますか?
小中高生から聞いた話の中に、「とりあえず、勉強かな、大学へ行くから。でも、大学へ行っても将来は見えないけどね。」という声がありました。
「将来が見えない」と、あきらめる前に、「自分の足で未来への道を作りませんか・・・。」
実は、未来は、将来は、あなたの手の中にあるのです・・ネッ。
もしも「何を、どうすればいいのか」悩んでいたら、まず「本を読んでみませんか」本は何でも知っていますょ。あなたの疑問にも答えてくれます。
それには、読みたくない本を読むよりも、今、読んでみたい、マンガ・絵本・詩集でも、もちろん小説でもいいのです。
大切なことは「あなた自身が読んでみたい本を読む」ことなのです。自分の気持ちは誰よりも自分自身が知っています。そんな自分を信じて下さいね。
きっと、あなたの未来への道が見えてきます。
そして、このときの自分の気持ちを残しましょう。
たとえば、十年後の自分へ手紙を書くのも一つの策です。その時に『こんな目標は、夢は、おかしいだろう』などと、まだ歩んでいない道を否定しないで下さいね。
今の自分を認めて、未来の自分を育てましょう。
その姿勢こそが、未来への第一歩なのです。きっと、あなたが想像する以上に、あなたは輝(かがや)いているはずです。十年後のあなた自身のために、今、スタートしましょう。
富士山が世界遺産(いさん)登録へ
今年の6月、富士山が世界遺産へ登録されたことは、地元(じもと)の人達はもちろんのこと国民の願いでもありました。世界遺産の種類には、文化遺産、自然遺産、複合(ふくごう)遺産があり、富士山は文化遺産に登録されました。
富士山は、日本一の高さを誇(ほこ)ると共(とも)に、その姿の優美(ゆうび)なことでも世界中に知られています。また、我国(わがくに)では古来(こらい)、山岳信仰(さんがくしんこう)の対象としても尊(とうと)ばれてきました。
最近では、我国だけでなく諸外国の観光客も富士登山にやってきているようです。年間の登山者は、最近は30万人にもなるそうです。世界文化遺産へ登録されたことで、多い日にはおよそ1万人にもなり、今後はもっと増えることと思われます。
これに伴(ともな)って、いくつかの問題も心配されています。その内の一つは環境汚染(おせん)です。登山客の残すさまざまなゴミは、今までも地元の人達を始めボランティアの人達が、処理(しょり)にあたってきていました。世界文化遺産へ登録された今、世界に恥(は)ずかしくない『日本の世界遺産』として、私たちはどのようにしなければならないか、真剣(しんけん)に考える必要があります。
世界遺産について調べてみよう!
Q1:世界遺産として登録される条件は?
Q2:日本で最初に登録された世界遺産はどこでしょう?
Q3:日本の世界遺産はいくつ、そしてどこにあるかな?