相談することはカッコイイ！

なぜ、一人で悩むとつらいのか

でも、人類が生まれてから、そう悩みの種類は大きく変わってはいないような気がします。
身近な家族や友達のこと、からだのこと、将来のこと、お金のことなど、生きていくと誰もが一度は悩んだことでもあります。
なぜ、一人で悩むとつらいのか。
それは、誰も自分の気持ちなどわかるはずがないと思うから。

一人で考えてみる

誰かといっしょに考えてみる

悩みで頭の中がぐるぐると同じ事ばかり考えて、前に進まない状態になった時は、じっくり自分の話を聞いてもらうことで、すっきりして元気が出ることもあります。
この悩みを誰に相談したらいいのかというのも、新たな悩みでもありますね。相談しても、思ったような回答が得られないこともあります。ただ、その答えによって自分の気持ちがさらにわかるということもあります。

こんなときどうする！悩みは一人で考える？それとも人に相談する？

悩み発生から解決するまでを図にしてみました。自分がいまどの位置にいるのかを指さしてみてください。まず、自分の位置を知ることからはじまります。

勇気をもって相談してみよう

小さな勇気を!

今、思春期のみなさんは、いろいろな人と交流して、「お互いのこころの距離を適度に保つ」練習をしているのです。まわりの友だちも、自分のこと、友だちのこと、勉強のこと・・・などで悩みがいっぱいあるのが普通です。でも、みなさんが、悩んで、悩んで壁に突き当たったらどうしますか？そんなときは、「小さな勇気」を出して信頼できる人に相談するとよいでしょう。

自分の気持ちを整理して

そのためには、まず、自分の悩み(気持ち)を整理してみることです。例えば、人から悪口や陰口（かげぐち）を言われ、周りの友達との関係が気まずくなったとします。そんな時、あなたはどうしますか、直接本人に「やめて欲しい」と言えればよいのですが、言えない時は心の許せる友達(親友)に自分の気持ちを整理して、相談するのもよいでしょう。

解決しにくい問題は、頼（たよ）れるおとなに相談を!

また、「洋服の破れ」や「学校によく遅（おく）れる」自分の姿を見て、母親が「いじめられているの？」と聞いてくれたのに、「違（ちが）うよ」と言ってしまった。本当はいじめられているのに、思春期だからそうだと言えないプライドがあります。何よりも親の悲しむ顔を見たくないし知られたくなかったから・・・。こんな時、誰に相談しますか。頼れるおとなの人に勇気を出して相談するとよいでしょう。

頼れるおとなの人、身近にいますか

相談することは、格好いいこと

みなさんの年頃は、心も体もおとなの準備をしている大切な時期です。一人ひとりの成長のスピードが違います。悩んだら『ここなび』の「友だち」「家族」「性・からだ」「自分自身・性格」「恋愛（れんあい）」などをクリックし、参考にしてください。もし当てはまるものが無かったらメールくださいね。 また、相談することは、格好いいことで恥（は）ずかしいことではありません。相談してくれる先生にも自己開示(自分の心を開く)することでコミュニケーション力もつきます。そして、相談するときには、相手の目をしっかり見て、相談します。ただ、難しく考えず自分の気持ちを誰かに聞いてもらうだけで苦しみや悩み、不安な気持ちが解消され新しい考え方や新たな道が開かれると思いますよ。小さな勇気を持とうね。