ピッピ相談員
オリンピック選手といわれる人たちは、小さい頃、走ったり、跳(と)んだりするのが楽しくて、大好きになったことが始まりだと思います。
体を動かすのが大好きで、体が自分の思いとおりに動かせて、強かったり、速かったりしているので、親や周りの人からほめられて、さらにうれしくなって長い間続けてきた人たちだと思います。
時には、うまく出来ないときやケガをして思うように動かすことが出来ないときがあったとしても、「大好き」という気持ちはずっと変わらなかった。
だから私はオリンピックは、スポーツ大好き人間の集まりだと思ってテレビを観ています。スポーツには言葉がいらないから簡単に世界の人たちといっしょにプレイができます。スポーツの共通ルールを知っていれば、言葉はいらないのです。
スポーツ世界一大好き人間を決めるのがオリンピックです。
例えば、毎日、ボールで遊ぶことが大好きで、楽しくてしょうがないと思っていたこどもが、ずっと続けてきた。そんな少年少女たちだった人たちが選手となり、各国から集まって、大好きな気持ちを心と体で表わすのがオリンピックです。
つくし相談員
リオオリンピックを楽しく視聴する
第31回夏季オリンピックは、2016年8月5日~8月21日ブラジルのリオデジャネイロで開催(かいさい)されます。リオの8月の平均気温は22℃前後で、日本との時差は約12時間、このような環境(かんきょう)の中で競技が行われます。そこで、リオオリンピックを楽しく視聴(しちょう)する方法を箇条書(かじょうがき)にしてみます。
-開催前編-
・オリンピックには、どんな競技種目があるか、日本で馴染(なじ)みのない競技やそのルールを調べて興味を持つのもよいでしょう。
・陸上や水泳などは、日本記録 世界記録を調べて視聴すると、ゴール直前で興奮(こうふん)したり盛りあがったりすると思います。
-開催中編-
・すべて、ライブで見るのは難しいので、有力な日本選手をチェックし録画して楽しみます。
・日本の選手の名前を挙げ、誰がどんな色のメダルをとるか、予想を立て視聴すると会場に立った雰囲気(ふんいき)を味わえます。
・自室の壁に、開会式(3日)~閉会式(21日)の日程表を張り、テレビを視聴すると充実します。放送の予定については、インターネットで検索してね。
・世界の国々のメダル獲得(かくとく)数や著名アスリートの自己記録、世界記録の更新(こうしん)なるか、に焦点(しょうてん)を当て視聴したり評価したりするのも楽しいものです。
・競技後の選手のインタビューにも注目しましょう!名言が飛び出すかもしれません。
-開催後編-
・録画のほかに新聞報道を見て感動した場面やコメントなどをスクラップブックに収集しておくのも思いでづくりになり楽しみが倍増します。
※また、オリンピック競技のほかに次のような場面や雰囲気を味わうのも楽しいですよ。
・開会式(聖火の点火、各国の入場行進とユニフォーム、開会式の工夫、前回の東京大会は小学生の鼓笛隊も参加)
・選手村(各国選手の交流や衣装、食事の様子、宗教から文化のちがいを学ぶ)
・閉会式(ブラジルの文化をどう演出するか、リオから東京へどう繋(つな)ぐかも楽しみですね。)
うらら相談員
パラリンピック
~何ができないかではなく、何ができるか~
パラリンピックはもう一つのオリンピックです。障がい者のスポーツ大会です。
あなたは、障がい者がなぜスポーツをするのか、考えたことがありますか。
私が障がい者のスポーツについて考えるきっかけになったのは、12年前の2004年、アテネ、パラリンピックに出場する成田真由美さんの講演を聞いたときです。
成田さんは小学生のときは健康でしたが、中学1年で、発病、両足の感覚を失いました。 成田さんは入退院を繰り返し、その後、交通事故にもあい、後遺症(こういしょう)を背負いながらも、多くの苦難を乗り越えてこられたのは水泳との出会いがあったからと言っていました。
スポーツをすることによって、身体的なリハビリテーションだけでなく、自信や勇気、他の人との交流などで前向きに生きることができると私は感じました。
成田さんは「その半生は想像よりもずっと苦しく、ずっと明るい!皆さんがパラリンピックを見て、障がい者をかわいそうな人ではなく、障がいがあってもふつうの人であることを知ってもらいたい。そして”何か”を感じてほしい」と言っていました。
障がい者のリハビリテーションに尽力(じんりょく)し、パラリンピックの創始者であるグッドマン博士のメッセージ「何ができないかではなく、何ができるか」は多くの人にも伝わってきます。「パラリンピック」という呼称(こしょう)は1964年に開催(かいさい)された東京オリンピックが最初です。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックでは、パラリンピックの選手に心温まる「おもてなし」ができるように、今年のリオのパラリンピックを見て、“何か”を感じましょう!
しずく相談員
さらに増える!日本を訪れる外国人のお客さま
外国へ行ったことはありますか?
国内旅行でもドキドキなのに、海外へ行くなんてまるで冒険(ぼうけん)をしているような気分になりそう!町の様子や人の様子、食べ物や生活習慣も違っていたり。自分と友達でさえこんなに違うのに、外国の人とはもっと違う。だけど、国をこえて仲良くなれたらとっても素敵ですよね。まずは元気な挨拶(あいさつ)から、ハロー!
\こんにちは/ \ハロー/ \ニイハオ/ \アニョンハセヨ/
\ミンガラーバー/ \ナマステ/ \プリヴェット/ \ボンジュール/
\オーラ/ \グーテンターク/
来る!オリンピック・パラリンピック、そして日本ブーム
侍(さむらい)や忍者(にんじゃ)、アニメや漫画(まんが)など日本の文化(*)が大好きな外国人観光客が年々増えています。2015年の外国人観光客の数は、なんと1,974万人!多くの外国人観光客が日本へやってきています。そんな中、日本の高校生が英語を使って観光案内をする無料サービスを全国で行っているそうです。まさに、おもてなしの心!
2020年のオリンピック・パラリンピックに向けてますます多くの外国人観光客が日本にやってくると予測されています。街の中、地図やスマホを持ってきょろきょろしている人を見かけたら、友達と一緒に「May I help you?(どうされましたか?)」と声をかけて道を教えてあげたり、観光案内所まで連れて行ってあげましょう!
英語があまり得意でなくても大丈夫。身振(みぶ)りや手振(てぶ)り、単語と単語をつなげるだけでも意外と伝わるものなんですよ。スマホの翻訳(ほんやく)機能を使えば、簡単な意思疎通(そつう)ならバッチリできちゃいます!
「英語で道案内をしたんだ!」という体験談があったら、ぜひ私たちここなび相談員に教えてくださいね!
文化、言葉、宗教、生活…たくさんの違いはあるけれど、みんな同じ地球の仲間です。違うことは怖(こわ)いこと、変なこと、おかしなこと。そう思っていませんか?自分の良さ、その人の良さがあります。英語が苦手だと言われる日本、でもいいところはいっぱいある。言葉が通じなくても一生懸命(いっしょうけんめい)伝えようとする気持ちが大切です。
*日本の文化については、2014年9月特集「和の心」ってなぁに?ものぞいてみてね。