社会福祉法人町田市社会福祉協議会
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自分の力になるモノ・コト

あなたは自分を勇気づけてくれるもの、例えば、歌、絵、写真などを持っていますか。
もっと自信をつけたい時もあれば、心が折れそうな時もありますね。
そのような時、自分に寄りそい、背中をそっと押してくれるものがあると、きっと自分を勇気づけてくれるでしょう。

にこ相談員

わたしのリフレッシュ、あれこれ

どちらかというと鈍感(どんかん)な私は、疲れたなとか、元気がないな、という事がほとんどないのですが、日常的に心地よい事を好んで行っているなと感じます。

朝、愛犬の散歩に行き、こんな花が咲いている、今日の雲は面白い形、富士山がきれいに見える、そういうことで、なんだかウキウキと楽しくなります。

仕事から帰ってきて、まず大好きなお菓子を少し食べると、おいしくて元気になり夕飯の支度にかかれます。

時に、今日は何もしない日と決めて朝からパジャマのままゴロゴロして好きなテレビ番組を見ていると、夕方になんだか動きたくなりショッピングに出かけたり、掃除を始めたりしてしまいます。

日常から少し離れて、体を動かすと元気になります。テニス、スイミング、バレーボール、スキー、など学生時代は体育会系だったおかげでいろいろなスポーツを楽しむ事が大好きです。

もっと、非日常になると、旅行に出かけるのが最大のリフレッシュになります。普段とは異なる場所に行き、普段とは違う人と関わると、自分の知らない事は山ほどあるんだなとつくづく感じてしまいます。

私にとってのリフレッシュは、とても身近なことから非日常な事まで、心地よいな、好きだなと感じる事を行う事なのかな、無意識に行っている事も多いように思います。

うらら相談員

「少年よ、大志を抱け!(ボーイズ、ビィ アンビシャス!)」

この言葉、聞いたことがありますか。
アメリカ合衆国の教育学者、クラーク博士が札幌農学校(現在の北海道大学の前身)の教頭を辞して、1877年、日本を去るにあたって、教え子たち(学生)におくった言葉です。

私がこの言葉を知ったのは、中学生のころです。北海道大学に入学した兄と一緒に、構内にあるクラーク博士の像を見た時、胸像に「BOYS, BE AMBITIOUS」と記されていました。兄はそれを、「ボーイズ、ビィ アンビシャス! 少年よ、大志を抱け!」と教えてくれました。しかし、当時の私には ”大志”の意味がわからず、その言葉は頭の片隅に残っている程度でした。

私が高校生のころ、「少年よ、大志を抱け!」に続きがあることを知りました。
 “大志とは、金銭、我欲のためにではなく、また、人呼んで名声という空しいもののためであってはならない。人間として当然持つべきもののために大志をもて” (注)
この続きの言葉で私は”大志”が将来の夢や目標とつながり、クラーク博士の像はそれを実現するために勇気づけてくれました。

(注) 北海道大学付属図書館によると、この続きの言葉はクラーク博士のものとは言えないようです。

ピッピ相談員

受援力

自分の不注意で左指を骨折しました。
きき手ではないものの、意外と活躍している左手を実感。
正直、不自由です。

髪を洗うのも、ままならず家族に洗ってもらったら、落ち込む気持ちが、和らぎました。
やっぱり、人の手って温かい。
自分では、出来ないことは、助けてください。と相手に伝える。そして、まわりの人に助けてもらう。

受援力とは、「助けを受け入れ、人に頼ることができる力」のこと。
[受援力を身につける]吉田穂波著から

骨折して、心も折れていましたが、人の手をお借りして、復活しつつあります。

ミモザ相談員

「私にチカラをくれるもの」

小さい頃、運動会やマラソン大会が苦手だった。

「雨が降ってくれたらいいのに」とか、

「熱が出ますように」と、密かに、かなり本気で祈っていた。

とにかく、スポーツや体育会系とは無縁で、代わりに絵を描くことが大好き。多分自分の表現方法はそのくらいしかなかった。

でも今、大人になって私にチカラをくれるものは間違いなくスポーツ。

私の場合は、甲子園とテニス観戦。

どのスポーツもそうだけれど、勝利のためにひたむきに頑張る姿を見たい。

その姿に勇気を貰うから。

不思議なことに、どんな試合を見ていても途中で流れが変わることがある。

もうダメだろうと思うくらい追い込まれていても、何かをきっかけに流れが変わることがある。そして、想像もし得なかったような結果になる。

人生にも流れがある。

ダメな時もあるかもしれないけれど、もがいたその先に必ず小さな光がある。

スポーツにはそう思わせる力がある。

スポーツなんて別世界だと思っていた子どもの頃の自分に教えてあげたい。

あの時は想像もつかなかったことだけど、チカラをくれるスポーツには出会えて良かったと心から思う。

つくし相談員

地域の教育力

小田急線町田駅北口を出ると、栄通りと呼ばれる商店街が続きます。
私が務めていた小学校は駅から歩いて10分位で着きます。

市役所や、簡易裁判所などがありますので、町田市の中心街と言えるかもしれません。
この地域は、新旧の住宅が入り乱れていますが、子育てに伝統があり今でも「森野地区」として息づいています。この地区の人たちのモットーは、「他人に迷惑をかけない」「町内会、自治会の人達には大人も子供もきちんと挨拶しましょう」「森野地区に住む先輩の方達の生き方や行動を見習って、自分で学んで行動しましょう。」「人様をお世話できる人になりましょう」そして「親の言うことよりもすることを見習うようにしましょう」と・・・。

これらは、地域の人達の願いが、自然に地域の一人一人の親子に身につき習慣化されたものと思われます。一人一人の意識や力が発揮され地域を動かす力になってきたのです。
私たちは、子どもの健全育成を図る同志であり仲間なのです。今こそ自分の子どもと同様に、他人の子どもにも目を向ける意識と説得力を育てたいものです。